基幹型福祉避難所開設訓練

10月27日基幹型福祉避難所開設訓練を行いました。

福祉避難所は、災害時の避難所での生活において、何らかの特別な配慮が必要な要援護者(高齢者や障がい者など)のために、市が二次的に開設する避難所です。
基幹型福祉避難所とは福祉避難所の中でも、災害時に神戸市が要請した場合に福祉避難所として速やかに開設する避難所です。神戸市内の福祉避難所のうち、21ヵ所の特別養護老人ホームが基幹福祉避難所に指定されています。

例年とは異なり、少人数・インフラ(電気・ガス・水道)が全て使用できないを想定での訓練です。

※かなりハード設定です!!!

「施設内のインフラ状況の確認と職員を招集して下さい。」

施設長の号令のもと基幹型副避難所開設訓練を開始します。

緊張感と共に訓練が始まりました。

いつもよりメモを書く量が多いので訓練に参加した職員は必死です!

備蓄品の保管場所の確認、受け入れに必要なベッドや衝立等の設営、要援護者の受け入れ

災害数日後の要援護者の移送方法等、一連の流れに沿って訓練を進めていきます。

日頃、使い慣れない物品が多く、参加職員はドキドキと緊張しながらも訓練を行っています。

設営完了後は要援護者を受け入れます。対象となる要援護者は今回3名です。モデルケースを設定しているので、モデル役の職員は演技をしながらモデルになりきる必要があります。

私がお母さんなん?せめてお姉さんでしょ!?と心の声が聞こえてきそうです。

建物の1階が床上浸水の可能性を想定しているので1階から2階へ移動する訓練を行います。

4名~5名でイージーリフト(搬送用リフト)を使用し、階段をのぼります。

2階のホールまで移動したら要援護者の情報を聞き取ります。

丁寧かつ温かい声かけを意識して聞き取りを行っています

モデル役の区役所の方から「すごく声かけが良くて、こんなに心配された事がないぐらい体調を気にかけてくれて嬉しかった。」と感想を頂きました。

対象となる3名の要援護者を2階で受け入れたところで受け入れ訓練は終了です。

参加した方から感想を聞きます。

受け入れ後の対応(要援護者の搬送方法)については見学に来られていた区役所職員の方・市役所職員の方と意見交換を行い実際に想定される状況を確認します。

その後、他施設からの見学の方から訓練を見学された際の感想を聞き、全体の訓練終了です。

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